名古屋2007シーズンの私的総括 2

前回は全体総論としてまとめたが、今回はちょっとだけ掘り下げて、選手への率直な感想。
まずは阿部翔と吉田麻耶。個人の名前を出して言えるのはこの2人。今年の唯一の収穫と言っても過言ではない。他の選手が停滞気味であった事に対し、この2人だけは次の試合で活躍が楽しみであったからね。他にも若手で小川や片山、竹内、長谷川などがスタメンを飾ったが、小川を除いて尻切れトンボ感は否めず、小川には期待を込めて辛口にいつも観てしまうが、3年後位には皆がピッチに立っていると心強いと思う。
さてそんな中、期待外れであったのが、マレクを始めとする怪我人達。プロスポーツだから怪我が命取りになるのも解っていつも思うのであるが、あまりにも多すぎるのは一体何故と思うしかない。今年コンディショニングコーチは退団した様であるが、来期も同じ様な問題を抱えてしまうのであれば、コーチの問題ではなさそうだ(人選は別だけど)。怪我人が少なく、軽傷で済むようなコンディションをシーズン通じて作って欲しいものだ。

でもってポジション別。
GK陣は楢崎や櫛田共に頑張ったと思う。
DF陣は怪我人を抜くと大森と米山位しか思い浮かばないが、この2人も怪我で苦しんでいるからな。結局はこれにより阿部と吉田が出てきたのだから、違う意味で頑張れと言いたい。お年だからと言って、積極性を失う必要ないでしょう?昨日のミラン×ボカ。ミランマルディーニが、ボカはイバーラが勝負所で積極的に上がり、フリーランニングまでして全力で戻る。こんな光景を今年って言うかしばらく名古屋の試合では見ていない。戦術の違いがあるが勝負所は戦術にしばられる必要はどこにも無いはず。頑張れ大森。でなきゃ来年で終わるぞ。あと本職としてCBの方々はもっともっと体張れよ。
MF陣は皆それなりに頑張りました。それなりに。ねぇ本田君や中村君。
FW陣は結局ヨンセン頼みであったが、終盤の玉田が意地を見せてくれた事だけは、来期のFW陣での希望。恵太がいつまでたってものオフサイドばっかりで、可能性を感じなくなった今、ヨンセンと玉田が活きる戦術が観てみたいよ。ピクシー!