名古屋2007シーズンの私的総括?

開幕4連勝は相手がどこであれ、素晴しいスタートを切った。それがいくらかの代償を伴ったとしても。
セフは怪我人の多さに嘆いていたが、確かに軸となる選手(特にマレクのシーズンを棒に振ってしまった事は、今年の名古屋を象徴する運の悪さ)の離脱は痛かったとしても、それに対応するクラブ側の手際の悪さは否めない。但し、結果的には今年開花した阿部、吉田はこの離脱で得た財産である事は間違いない。
また、今年はこれほどまでに適材適所について考えさせられたシーズンは無いだろう。特に藤田のボランチや、直志の右サイド、玉田のサブ扱いはサポ間でも割れたのではないかと思う。ただこの結果として開花した人材が小川や、片山であろうが、他のタレントがポリバレンテなポジションをこなしていたが、開花した人材はどうしてもポジション限定での使用感であった事や、シーズン終了後の契約延長しなかった選手の少なさから考えれば、セフからみればスペシャリストの存在は少なかったのであろうとしか思えない。これが育成年代のチームなら可能性を感じるのであるが、トップチームがこんな風なのは如何なものかと感じられる。
そして、今年終盤の名古屋の流行語「得点力不足」については、ヨンセンの怪我での離脱が全てであったかも知れ無いが、全てにおいて「工夫の無さ」が約3ヶ月も放置されたとしか思えないので、指揮側と選手側のコミュニケーションの少なさが結果として現われたかと感じ取った。

そして、これらを思った私の結果。
クラブは進歩せず。チームも進歩せず。
一体どちらが受身なのか?
まさかサポーターって事はないよな?