2007 J1 清水×名古屋

負けてしまった。
天気予報で楽しみにしていた日本平からの富士山も、曇ってはっきりしなかったのが、今の名古屋を象徴していたようだ。

私は試合自体は悪くはなかったとみているが、どうしても最近、名古屋のサッカーに何かメリハリが無いのが気になる。
結果は得点こそ入らなかったとは言え、シュート20本を打てた事は可能性だけを感じるが、シュートまでの過程はそれほど可能性を感じた事が少なかったからかな。まぁ、その少ない可能性の時に決めていれば、全て結果オーライだったと思われるので、決定力が云々と言う事で落ち着いてしまうだろう。
話が脱線してしまったので元に戻して、メリハリの感じなさは、中央でボールを持った時に、ミスが起きる結果と考えています…。これはボールを受ける位置が悪いために起こる事であるのであるが、前と違うのは、受けて側のマークの外し方が改善され、ちょこまかしたリズムを生んでしまった。すると、展開力の無い一定のリズムとなり、そこで奪われてカウンターを喰らうケースが最近散見され始めているような気がするから。結果として失点の直接原因となっている訳でもないが、この悪いリズムのまま始まる相手セットプレーで、悪いリズムを引きずり失点と言うケースが多いような気がする。
大量失点は、一見改善されている様にも見えるポゼッションが、実は新たに発生した問題が改善されないまま起きていると最近感じる。
トライしてリスクが発生する。これは仕方が無い。
ただ、中途半端なトライがリズムを単調としていると思えてしまうのは、何故だろう?
中途半端なリスクマネジメントが、大胆さを消している。後はリズムを作れる人の復活を待つだけなのか?それともリズムを作る連動した人の動きに磨きをかけるだけである。