2006 J1 第26節 名古屋×FC東京

うーん。
負けてしまった。
しかも、平山にJ初ゴールを献上してしまうし…。


試合は強風下の中で本当に難しい試合だったと思う。
最近の名古屋はロングフィードでカウンターパターンを繰り返す事でリズムを作る。
こんなゴール裏の看板が飛ばされ、撤去されてしまう様な強風が吹き荒れる中、いつもの様にプレーが出来るかが鍵だった。
序盤は良かった。思いのほかロングフィードでリズムを作り出した。
だけど、時間経過が進むにつれ、当然風に流され思うようにパスがつながらない事を嫌ったのか、足下へのパスが増えだした。すると徐々に悪い名古屋のリズムを作り出した。藤田のシュートミス2本や中村のオフサイドがその影響を諸にかぶってしまった。
そして、平山に先制されてから、更にリズムが狂ってしまい、結果は杉本の同点ゴールを産み出すも、リズムを作り出せないまま、石川直に逆転ゴールを許してしまい、ゲームセット。


今日の試合は「継続」がテーマとして見て取れた試合になった。
山口慶の出場停止により、機能し始めた中盤にどんな影響が出てくるのかについては、須藤が代役を担ったのであるが、須藤のテーマであるあと一歩、半歩の反応が悪い事が、強風でより顕わになってしまった事。問題は先発起用の「継続」性であるが、セフは藤田のボランチと、中村の右サイド、本田の左サイドに拘った。須藤を起用するのなら、普通ならばボランチである。彼の良いところは闘争心溢れ、反応が遅い事をカバーする接触プレーもいとわない事にあると思うのであるが…トップ下が出来る藤田、中村、本田が代わりを務めれるはずであるが、それが出来ないのは吉村や玉田のケガの影響かもしれないが、今の戦力で山口の代役が見出せなかった事が1点。
もう1点の「継続」は1試合を通じての戦術の徹底。人もボールも動くサッカーを行うのがサッカーであるのはずが、スモールフィールドで技術の披露会観せてしまい、展開力を忘れてしまうのは…何故。


セフは間違いなく、この2点を次節以降に改善しなければ、チームの基礎は作れないし、選手達は間違いなく、成長が止まってしまう。