ＷＣ総括② 〜ジーコに生意気になる

神様は一体何を日本代表にもたらしのだろう？
日本サッカー協会は案の定、ジーコ采配に疑問は投げかけないし…。
神様は間違いなく、日本にサッカーはもたらし、鹿島と言う小さな町は一時（2002WCが終わって、寂しくなったらしいが･･･）活性化した。
今回、ジーコの監督として能力は、選手時代の華やかさは感じる事が出来ず、結果は閉塞感だけを生み続け、競争原理が殆ど無いままに、選手育成も・・・。気付けば４年も費やしてしまったと辛酸をなめる事となった。
「４年もあれば･･･」と思う監督は、日本にもいるだろうし、世界を見回しても厚遇な日本サッカー協会のオファーがあれば、チャレンジしたくなる監督は、言葉が通じない国でも、たくさんいる気がする。

神様に意見する。
そんな事が出来るのは、この日本にいるのであろうか？（みのもんたは確かに言ったが、それは置いといて･･･）
セルジオさんでも直接言えないし、まして本来雇用者側の川渕キャプテンでも、そんな事言った暁には、世界中からどっちがこの世界を知っているのかと、一蹴されてしまい、笑い者になるのが目に浮かぶ。
兄のエデゥーでも、弟にくっついて、いい条件の職を世話してもらっているから、言えないと思うし、全く関係の無い第３者が言っても、本人に受け入れる度量があるか問題である。
何れにしろ、与えた４年と言う長さが問題であり、急場をしのぐだけであったら、カリスマ性から言って、結果はどうあれ名監督になったと思う。

今度の監督はオシムである。
私が直接スタジアムで観た試合で、ベンゲルと同じように面白いサッカーを実践する監督である。
間違いなく、ジーコとは違って、名監督の称号は手にした監督である。
本当にオシム同様に意見できるのであろうか？
日本サッカー協会は、意見が言えない監督を選んでいるのであろうか？自分の保身だけに、「言えるわけ無いだろう」と言うカードを胸にしまって。
だけど、きっちりと意見が言え、お互いに理解するスタッフ（反町さん。期待しています）と、選手の関係が築ければ、失くした４年を早めに埋め戻す作業は早い時期に訪れる事を願うばかりである。