WC雑感⑧ マラドーナ幻想国×ちょい悪オヤジたち

南米と北中米の雄の激闘だった。
正直、メキシコがここまでやるとは思わなかったが、ここがWCの凄味でもある。
一発勝負の恐ろしさ。研ぎ澄まされた集中力。負ける恐ろしさを肌で知っている。
だから玉際の勝負が際立つ。footballとたる所以で、制約下の中で考えられるだけ以上、足が動き、体全体を使い(時には手もね)やるかやられるかの勝負を見せる。
―――当たり前であるが、中田があれだけ言い続けても、日本代表の殆んどが気付かないのか、それともJリーグの審判たちがレベル低く、とにかく笛を吹いてしまうのが原因なのか、勝負をしたがらない日本代表たち。―――

最後は、ロドリゲスの思いきりの良い(思いもつかんかった)シュートで、勝負を決めた。
だけどバイタルエリアでの勝負する気持ちが、勝利を引き寄せた。
あー本当に凄すぎる。