名古屋展望①

ちょっと前、オランダ遠征のメンバーが少し話題となっていたが、ここに来て角田深津のレンタル移籍が発表され(おいおい中谷はとうとう完全移籍かよ)、本当の意味で遠征メンバーの競争ってあるのであろうかと疑問となってきた。故障者以外全員連れて行くべきと思うのであるが・・・。

とは言っても、正直誰かが選ばれる訳で、今の名古屋にとって本当に核となる選手が少ない為、スタメンを含めたフォーメンションをどうしていくのかが、選手を決めるポイントとなるのではないかと思う。また楢崎、玉田の日本代表組がどう合流するのか分らない以上、メンバー25人前後も予想もつかないが、A・Bチームを作っていくのを前提とするのであろうからGK3人、DF8人、MF9人、FW5〜6人が順当なのかな。

この予想から、GKは川島、高嵜、楢崎(内藤)の3人で間違いないだろう。
DFは秋田、スピラール、大森、古賀、増川、片山、竹内、阿部が順当で、有村は本当に潜在能力に加えセフが考える戦術にフィットしているのであれば加わるのであろう。但し、片山と阿部が左MFで使うとこれらは全て狂って来る。今の彼等のDF能力から言えば、DFとしては甚だ疑問であるが、遠征でDF能力と言うか、フィジカル面で逞しさを増せば、かなりの戦力upとなるのは間違いない。後半終盤のキーマンになって、結果来季に繋がる可能性は十分にあるから、彼等次第で来季が変わると思われる。
問題はMFかな。ここは層が厚いけど、なかなか特徴を活かしきれないメンバー構成である。軸が本田や中村、藤田と言った「人」とするのか、それともボランチ等の「役割(=ポジション)」毎に軸を決めていくのかがポイントとなるのではと思う。個人的には本田を軸にしたポジション構成として欲しいが、まだ若い分「勿体無い」と言うのか、本田にはいろいろなポジションで、戦術に適った自己表現が出来る人材となって欲しいからね。決してユーティリティな人材育成をするだけでなく、彼のイメージを共有する(伝える)ための役割として、今シーズンは頑張って欲しいが、J2降格も見据えての後半の戦いになるから、悠長な事も言えないかな。となると、メンバーは本田、藤田、中村、金、吉村、須藤、山口、平林、渡邊(青山)ぐらいかな。
FWは元々居ないから簡単。杉本、豊田、鴨川、津田と新外国人&玉田ですね。

残ったメンバーも腐らずに。基本的にいつも日本人選手を見て足りないと思うのは、いつもフィジカル。技術はあっても簡単に倒れたり、バテバテになったりしたりすれば、使うに使えないんだから。夏だが頑張って遠征メンバーを凌ぐフィジカル基礎を作って、次のステップにして欲しい。