名古屋雑感②

とうとうキャンプスタート。
移動日に練習を行うとは意外だったし完全に意表をつかれた。
でも、こう言うのを待っていたよ。はっきり言って、ネルシーニョ時代はキャンプなのにフィジカルアップもなくて、戦術確認が主な内容。だけど、4バックをキャンプ中に試したのに、実戦になった途端3バックに戻したりして、キャンプ中に戦術確認を行ったっていうのは一体・・・。何の収穫も無かった。ただ単に開幕に合わせたコンディション作りだった。


やっぱりキャンプの意義をはっきりさせるのには、「移動日に練習」する事自体が良いことではなく、選手達にキャンプ中の心得を明確にして、キャンプ期間をより的確に、有意義に過ごす事が出来る為にも、「移動日に練習」する事で、選手達にプロ意識を芽生えさせると言うセフ監督のメッセージだったと思われる。
後は選手たち(特に古賀だな)がこれを感じ取れるかがポイントである。
単にプロ意識(=24時間すべてをサッカーに関して集中する)と言っても、当たり前のように言われるが、なかなか名古屋の選手達にそれを感じられる選手は少ない。その点、セフ監督は最初にサポーターを有効に使い、選手は試合以外でもサポーターの目を意識せざるを得ない状況を作り出した。
サポーターを大事に」「移動日に練習」と言うメッセージで、プロ意識を芽生えさせ、名古屋の精神的に弱い所はこう言ったコーチングで治す事が出来るのでは!と思えたのは、好感触以外何ものでもない。