フェルホーセン監督にお願い

フェルホーセン監督は自身を「セフ」と呼んでほしいらしい。
確かに発音しにくい名前であるが、サポーターとのボール回しの提案をしたりして、サポーターとの交流を大事にしてくれると思うだけで、何かうれしく思うのは何故だろう。
うれしく思えるからには「セフ監督」と呼ぶのには抵抗が無いだろう。是非結果を残して長期政権を担ってほしいと思うのは早計だけどね。
トレーニングは開始早々だから、フィジカルが中心になるのであるが、ここは是非ともしっかりと行って欲しい。昨年は少なくともコンディションを落として怪我に繋がったみたいだから。
ところで、セフ監督が就任して以来、何故かキーワードが「戦術」となっている。選手は歓迎ムード一杯であるが、ネルシーニョしかり、ベルデニックしかり戦術はしっかりとした監督であった（中田さんは微妙だけど）。それなのに「戦術」がキーワードなるのは、選手が理解していなかったのかとつい思ってしまう。選手は戦術を選ぶのではなく、監督が戦術を選ぶものであり、クラブの目指すサッカー（ビジョン）が徹底されていないから、選手が口々に「戦術」をキーワードにしてしまうのではないかと思う。
浦和はオフト監督が就任して徹底的に守備を意識させた。守備が構築された途端、オフトを切り、クラブが目指すサッカーをギドと一緒に実現させた。その結果、浦和はＪリーグで熱狂サポだけではない、サッカービジネスを成功させ、横浜FMと並んでビッグクラブの位置を確固たるものとした。
名古屋は本来それと同じ土壌のある土地柄。問題はビジョンのあるクラブにならないからであり、ベンゲルが早くに去ってしまい、道を失くした名古屋を早く取り戻し、サポーターはクラブと一緒にビジョンを作り上げる事をセフ監督に願いたい。