コンフェデ杯決勝(ブラジル×アルゼンチン)

試合開始頃、雷鳴轟くピッチとロナウジーニョの顔に本気がうかがえる南米両雄対決。
キックオフしてからは、ボールがピンボールのように動き、ボディコンタクトも激しく、序盤から楽しい試合となった。
しかし、一転11分に怪物アドリアーノの爆裂ミドルが決まり試合が動き出すと、今度は16分にカカの美しいボールコントロールによるトラップ&強烈ミドルで1点追加(私にとっては今大会ベストゴールだな)する。
ここら辺りからアルゼンチンはインターバルが1日短く、且つ前試合がPK戦にもつれこんだ為か、若干出足が鈍くなるが、前半は何とか凌いだ。
そして、後半に息を吹き返そうとするアルゼンチンに、止めのロナウジーニョのボレーとアドリアーノのこの試合2発目で、今度はヘッドでネットを揺らし試合は決まったと思われたが、その後直ぐアイマールが意地を魅せるヘッドで1点を返すも、勝負はこのまま試合終了に至った。
今回の南米両雄対決は、南米予選の借りを返す形でブラジルが一方的に勝利したが、コンフェデ杯と言う独特の雰囲気の国際Aマッチ決勝の場でブラジルが勝利した事は、本番W杯決勝トーナメントでこの両雄対決が見られれば、こんな楽しみな試合があるのだろうかと、思わずドローと予選結果が夢見ながら今からワクワクしてしまう事まで勝手にニヤニヤした結果となった。