2007 J1 名古屋×甲府

まずは藤田の400試合出場について、オメデトウを言いたい。
暑い中、執拗なまでに「俊哉」コールが続く。そんな藤田も400試合出場と共に祝いたいはずの100ゴールを決めるべき、精力的に動いていた前半。
だが、今年の明白な課題である決定力がこの試合のカギとなり、甲府も時間経過と共にゴールにカギをかけてしまった。

とにかくホームで追いつかれての引き分けは、負けに等しい。
だからこそ、試合終了後の周りで起きた拍手に自然と疑問を感じた。
近くに居た小さな子が言った。「何でブーイングするの?」
その子のお父さんか、友達のお父さんなのか知れないけれど「解からない」と言っていた。
オレの子供が言った。「何で拍手してるの?」
オレは言った。「解からない」


今日のゲーム。はっきり言って前半で勝負がつけれた試合だったと思う。
決定力と言ってしまえばそれまでであるが、暑い日のゲーム特有の試合に早く入った方が勝ちと言う中、やっぱり決めてくれたのはヨンセンであった。北欧から来た暑いとは無縁と思えるような国から来た助っ人が、集中を切らさずに決めた事だけに私は拍手を送りたい。だけど、外しまくった暑い独特の気候を持つ日本人は一体何故に集中を切らしてしまうのか、本当に疑問に思うだけである。

今日の夜にBSで同じ北欧育ちであるビヨン・ボルグの特集をやっていた。私のテニス界のアイドルである。彼の特徴である「冷静さ」「集中力」についてはボルグを知っている我々にとっては周知の事実であったが、ジュニア時代に審判にたて突き、6ヶ月の出場停止処分を下されていた事は初めて知った事実であった。ボルグはその事について「大好きなテニスが出来なくなった」事に悔やみ、試合中の感情を集中力に切り換えていったそうであるが、ヨンセンに限らず集中力のある選手は、こう言った何かと引き換えに集中力を高めていっているような気がする。

決定力=集中力と結びつける事には抵抗もあるが、技術のあるはずの選手が簡単に決めれないのは、こう言った単純な事だけの様な気がしてならないから、オレには決定力がどこからくるものなのか「解からない」