2006 J1 第29節 名古屋×千葉

勝てた〜!
サポたちの安堵の声は、試合終了の合図と共に聞く事になった。


試合内容は明らかに、千葉に軍配。
明らかに負けゲームの内容で、前半はなす術無く、前半終了の合図はブーイングとなった。
前半の千葉には、甲府のレビューを観る様に、出足の遅い名古屋が千葉に思いっきり後手に回り、唯一のチャンスが距離のあるFKと、CKのセットプレーだが、本田の左足は迷いを感じさせるキックと、ここ最近CKで点を取っていないCKでは、案の定としか受け入れられない結果である。
攻撃では前を向けない、守備では相手の動きに翻弄させられ、オシムサッカーの面白みを充分に見せつけられた。


そして、運命の後半。ストヤノフの後半早々の2枚目のイエローで、10人になった千葉は徐々に厚みがなくなっていく。名古屋はこれでやっとイーブンな(情けないけど事実)戦いが出来るようになる。そして玉田のPKゲットで同点に。そして恵太の逆転弾がゴールに吸い込まれる結果となった。これで3トップの両脇が入れ、ヨンセンに期待がかかるも、1対1で入れ損ね、最後の1対1のチャンスではナーバスになったのか、パスを選択しそのパスも精度無いものになってしまった。


結果はとにかくオーライ。だけどまだ降格圏内にいる事は事実。
明るいニュースは今年の助っ人3外国人が残留する可能性が高くなった事であるが、システムが戦術につながらない名古屋にとっては、これが吉と出るのか解からない。
これから、厳しい残留争い組と優勝争いをしている浦和戦、それとノックアウト方式天皇杯と言った真剣勝負の場で、やりたい事を磨きこんで結果に繋ぎ、自信に変えるしかないと思われるので、基本を顧みてピッチに立つ11人以外も局面でのプレーを想定した動きや声を出していかないと、練習がコンディション作りだけになってしまい、スピードについていけない前半のような戦いになるので、注意が必要かと思いました。(しかし千葉は声や指示の徹底はすごいな。間違いなく日本サッカーに一番少ない基本が出来ているよね)