WC雑感③  ジーコ×ヒディング

完敗です。
こんな書き出しは今年になって何回目だろう?と思うが、日本代表について4年に1回の事だから、ついつい書いてしまった。

今日、会う人会う人に言われました。
「敗因は?」
サッカーに興味を持ってくれる人が増えるWCは、私にとっては一つの嬉しい出来事になる。93年ドーハの悲劇からから約4年に1度のサイクルで訪れるWCは、少なくともファンを増やしてきた。
だけど、今年のWCは、ファンを減らしてしまうじゃないかと心配になってしまう様な結果を生んでしまった。生んでしまったのは神様ジーコ。日本のサッカー界に大貢献した神様が、WBCで再燃にした野球熱(今のスポーツ店の野球コーナーの拡がりは凄い)も相まって日本サッカーの原動力を減衰させてしまうかもと思わせてしまった。
「素人だけけど、動かなくなった人だけでも変えちゃイケないの?」
確かに素人には解からない神の領域の采配だろうが、ではヒディングは何故に評価されるのであろうか?疲れたから交代させる。勝ちたいから点を取りに行く。解りやすいよね。ジーコはシンプルなプレーが好きな筈じゃなかったのかな。采配は解からないけど。是非ともキャプテン川渕に説明してもらいたい。
「勝てた試合だったよね。」
サッカーで一番難しい質問だった。相手も負けたくない。こっちも勝ちたい。この思いが強いほうが勝つ。気持ちが体を動かす。単純だけどサッカーの始まりって、ここにある。神様は女神に勝たせたいチームを選ばせる。ボールはそっちへ転がって動く。だけど神様ジーコはその女神に愛想をつかされ、最も残酷な残り10分でソッポを向かされてしまった。

小野が悪いわけでもない。川口が悪いわけ(ちょっとは有るかな)でもない。柳沢が悪いわけでもない。アレックスが悪いわけでも、駒野が悪いわけでもない。

「敗因は運が無かったから」きっとそうでしょう!
神様とキャプテンが言うとおりのニッポンサッカー。