‘05-06CL Final バルセロナ×アーセナル

遅くなってしまったが、'05-06CL決勝について。
今年もドラマが有りました。前半にCLでのチーム無失点記録を更新中で有った立役者の一人レーマンの退場である。これで全てのプランは崩れたのではないか。
私は少なくとも11人での戦いはアーセナルに風が吹いていた。勝利の女神アーセナルの屈強なディフェンスに微笑んでいたはずだった。だが、ここでバルサ躍進の立役者達のプレーに勝利の女神は酔いしれたのか、ロナウジーニョのスルーパスエトーが反応して抜け出し、これを止めに行ったレーマンエトーの足に手をかけてしまったのである。
これにより10人になってしまったベンゲルは、定石とはいえ決勝の舞台でモチベーションも高かった筈のフランス人であるピレスを下げざるを得なかった。また私はこの退場で楽しみにしていたベルカンプの出場は無くなったと感じた。
ただ前半でアーセナルには勝利の女神を放さないだけの気持ちを残していた。この退場劇で得たFKは外れ、代わりにアーセナルが得たFKは、アンリとソル・キャンベルの力により、見事に頭で合わせた先制点を得たのである。この時のベンゲルのはしゃぎ振りが今となっては・・・。
後半は開始早々反撃をアーセナルに仕掛ける。ただ耐えるだけのディフェンス力は自信と共にアーセナルにはあった。ここでリュングベリは縦にどれだけ走ったのであろう。強い精神力はアーセナルに勇気をもたらしていた。
そしてバルサは最後とも言える切り札ラーションファン・ボメルと入れ替え、両チームのスウェーデン人に勝利の女神は微笑み、最後にはこの試合でバルサを去り、素晴しい経験とどんな時でも全力であったラーションに力を与え、決勝の2点をアシストさせ、勝負を終わらせた。
この二つのチームには感謝したい。素晴しいゲームを魅せてくれました。
ありがとう。



(追記)名古屋に一言
こんな気持ちのある試合を名古屋は早くサポに見せるべきだ。
鴨池では磐田は決勝進出に闘志を見せるでしょう。こんな闘志を蹴散らして、オランダキャンプに繋げ、7月の中断明けには自信を持って戦えるように頑張って欲しい。