‘05-06CL R8-2nd leg  ユベントス×アーセナル

昨日も書いたけど、この試合はユベントスがどんなゲームプランで、ハイバリーでまんまと取られた2点のビハインドを跳ね返す策をもって挑んでくるのか、カペッロベンゲルの駆け引きを注目していた。
やはり、問題なのはハイバリーで0点に抑えられ、引き分けるにも1点も取られない事、勝利を前提にした場合3点以上の差が必要であるから、攻撃も大事であるが、アウェイゴールの事を考えると、やはり無失点がベスト4進出の大前提になる背景がある中で、R8-1st legで退場となったカモラネージ、ゼビナと、累積のヴィエラ3選手に、負傷デル・ピエロの合計4人を失っている(但し、ネドベド復帰が明るい材料であったが)カペッロの胸中は複雑であろうな〜と、思っていた。

試合は序盤から守りを固めつつ、徐々にアーセナル側ゴールを目指す意気込みが選手たちから伝わってきたが、FW陣がオフサイドを取られながら、リズムを失って前半終了に向うほど萎んでいく様に見えた。後半にはカペッロがシステム等いじくって、アーセナルを惑わすのかと思えば、バックアップの人材不足からかそれを見受ける事が出来ないまま、前半同様にリズムを作る事が出来ないまま、苛立つネドベドの退場で、駆け引きらしい駆け引きも無いまま試合終了してしまった。

とにかく、アーセナルがベスト8の壁を越えた
連続無失点試合と時間の記録を作り、堅守のイメージが定着してきたが、若いDF陣が驕り無くR4を迎える事が出来る。
決勝の舞台を争うのは初出場ながらインテルを破ったビジャレアル
個と組織の戦いとなるであろうが、リヨンが破れたからには、ベンゲルにパリの決勝の舞台に立ってもらいたい。