2006 J1 第3節 名古屋×鹿島

試合開始序盤は完全に鹿島にやられると思った。
柳沢の裏を取る動きに秋田の足が最後まで本当についていくのか?小笠原と本山のマークの受け渡しが雑だったし、青木と増田に意識が行っていなかった様に見えた。ただ鹿島は両サイドの動きが思いのほか遅く、序盤に畳み込まれなかったのが唯一の救いで、この後は徐々に落ち着きを取り戻し、前半を後半に繋げる意味や、清水戦の敗戦をそれほど引きずっていない事に期待を寄せた。
後半開始早々に金正友の2枚目イエローで退場となり、一度はどうなるかと思ったが、流れを引き寄せられない鹿島に対し、徐々に集中力が増していった名古屋。前節に秋田の存在を痛感したが、秋田も自身のミスも多い中、最終的な仕事を相手にさせない点では本当によくやってくれた。10人になっても鹿島相手にやれた目的をはっきりさせた采配にも好感が持てる。
そして、今節の収穫チーム自体の伸びしろに期待は持てた事にある。


今日は本田阿部が、秋田同様に印象に残った。
本田はなれない左SBを難なくこなし、阿部も左SBのポジションでは小気味良く、大胆なサイドチェンジをみせ、本田とポジションを逆転させた左OMFでは、果敢に突破を仕掛けていく姿に、今年の左サイドの新人は当りくじを引いた気分でしたね。ただ、ここ数年の滝沢、中谷や渡邊も最初は出来ていた。後は守りに入らず、個人的にはFC東京の金沢+αみたいになって欲しいですね−勿論怪我が多いところを除いてね。