仙台と名古屋

今週は出張で仙台に来ている。そこで思ったより早く仕事が終わり、試合開始に間に合いそうだったので、J2の仙台×徳島の試合を観戦に行きました。
仙台スタジアムは実に良い立地条件で、名古屋に例えると交通の便と都心からの距離からナゴヤドーム位と言えるでしょう。またスタジアムはグルッと屋根付きですから、雨の心配も無い。スタジアムにはボランティアが一生懸命ゴミ集めやプログラム売り等をしており好感が持てる。またスタジアム内の飲食物はご当地物も充実していたし、ハードの面では本当に羨ましかった。
また応援も元々熱い応援は知っていたが、名古屋で言うとカテゴリー1・2・3に当たる箇所から、屋根付きだったことからも有るからしないけれど、拍手や声が多く聞こえ、それよりもチャンスの時は観客が身を乗り出して、スタジアム全体に動きが有った事と、結構年配な方々が一人で観戦に来ている姿には驚いた。
だけど、チケット代は高いなぁ。当日自由席で2,500円(ホームサポーター席は2,800円)、今日でも約11,000人以上の来場が有ったみたいだから、仙台というクラブは羨ましい限りですな。


試合は仙台がホームの利を活かし、序盤から攻め立てて前半早々根引がゴールし、その後もバロンが決めきれないがチャンスは作り、主導権は仙台にあったが、前半終了に差し掛かる頃には、徳島が(ゲームプランだと思うが)思い腰を上げ、攻撃にリズムが生まれる。そして後半から攻撃的になった徳島はOMFを下げ、FWの小林を入れ、それが見事に当たり後半の終盤に差し掛かったところで逆転してしまった(その間、ホームの仙台はサポーターの応援に乗って攻め続けており、ボールが落ち着かない所を狙われ何度もカウンターを食っていたからな)。そして仙台は逆転されたらやっと目を覚まし、後半途中から入った村上が同点ゴールを入れて、仙台がホーム面目を保ったってドローで試合終了したけど、仙台ってこんなチームだったっけ?
J1時代しかイメージが無く(名古屋にとっては良いお客さんだったから)、違うかもしれないけど、J2と言うステージで玉砕覚悟の攻め方をしていって、守備が全く機能しない、攻撃にもタメが無い、危なっかしいゲームプランするチームだったっけ?
それで最近の成績不振も伴ってか、スタジアムの横断幕では「これ以上仙台を壊すな!俺達の仙台を返せ」だとか「死ね!仙台の為に」等過激な言葉が掲げられて、試合終了後にはサポーター達が結構騒いでいた。

名古屋にはこんな風になって欲しくない
たまに掲示板なんかでJ2に落ちたら変わるだとかあるけど、実際にJ2に落ちてから這い上がったって言えるのは浦和だけだし、名古屋はサポーターもJ2なんかに落ちたら、本当にコアなサポーターだけしかスタジアムに来ない可能性だってある。クラブはハード整備も、補強も中途半端なまま、サポーターだけが騒ぎ出す事が無い様に、クラブと言うか「親会社のトヨタ自動車さん」、お願いします。ラグビーだけでなくプロスポーツのサッカーの方にもお金だけでなく、本当のスポーツマネジメントが出来る人材を送り込んで欲しいものだ。