日本×オーストラリア (Wユース)

病み上がりの中、ついつい観てしまった試合。
正直、Wユースの決勝トーナメント進出は予定通りであった感はあるけど、最後の前田のゴールが決まった後も、何でこれほどヒヤヒヤしなきゃいけないんだと思うばかり。
大熊監督のおとぼけ顔が選手のメンタルにまでうつっているのか?
何か、覇気を感じない試合運びに、今のマスコミが作り上げているサッカー熱がかえって白々しく思える。
今のユース代表は平山君(学籍だから君付けしておくよ)を軸にしてチーム作りを創めたんだよね(これからの話はこれを軸に書くから、違っていたら仮定話の戯言としてね)。
平山君は間違いなく、この世代では抜き出た存在だと思う。チームを作り始めた段階ではね。間違いなく。
でも、チームが完成し始めた段階で、少しずつ様相が変わってきた。
思ったより平山君が伸びないんだな。周りの伸び方に対して明らかに成長が遅かった。これは平山君が悪いんじゃなく、日本のマスコミによるスターシステムの被害でもある。大学サッカーを選んだにも関わらず、追っかけてくる。特別指定枠も山本監督を頼ってか磐田に決める。平山君に必要なのは、「経験」って皆が望んでいる事なのに、戦術サッカーで手本とすべき人がいない(?平山君、ゴンを手本にはしないでしょう)磐田よりも、東京Vの都合もあるけど、育成上手で優れた戦術眼もあるアルディレス率いる東京Vの方が、私が想う平山君の目指すべきワシントンがいるのに……。
こんな事もあってか、平山君を軸とすべき所が、この日記同様に今一ぼやけてしまった。
それが、昨日の試合ではそのまま出たような気がする。

覇気を感じたのは、カレン。結果こそ出せなかったけど、最後は彼がチームを引っ張った。
それに比べ兵藤君は国見のサッカーを忘れたのか。東京で遊んでいるのか。正直がっかりした。もっともっとやれる選手なのに、ましてやキャプテンなのにチームを鼓舞する事無く交代(コンディションの問題ならいいけど次のトーナメント初戦、大熊監督はどうするの?)してしまった。
ここから、やっと試合が動き出したんだよね。試合の主導権を握って、平山君の惜しいヘッドなどもあったが、スーパーサブの前田がしっかりと蹴って1点をもぎとった試合だった。
日本サッカーは、空手の「型」をやっている。
綺麗、旨いが試合の勝者じゃないよ。「中盤でボール回し」を命題にしているだけじゃなく、肝心のは「ゴールにボールを入れる」って事!忘れているじゃないのか。


ところで、病気の方だけど本当にインフルエンザだったのかな?殆んどタミフルは効かなかったし。後日の診断は陰窩性急性口蓋扁桃腺炎に変わったし、医者はあからさには誤診は認めなかったけど。日本の国のプロフェッショナル達は本当に大丈夫かな?
どっかのSRの誤審続きの人を思い出したけど。