WC雑感⑬  準決勝と決勝展望

書くのが思い切り遅れてしまった。

準決勝は、思い通りのチームが勝ちあがり、ふむふむと満足。

ドイツ×イタリアは、ドイツのフリンクスの処分が影響したのか、バッラクが守備に追われてしまい、イタリアは必殺カテナチオが機能する。そして終了間際にSBながら、ここぞと攻め上がりオーストラリア戦同様に、大仕事をこなすグロッソが、難しい位置からネットを揺らし、苦しいながらもイタリアらしいサッカーで勝ちを拾う。リッピもご満悦ではなかろうか。


また、ポルトガル×フランスは、お互いに決め手を両監督の冴えた戦術で消された展開。しかしながら、アンリが拾ったPKをジズーが、イングランド戦でスーパーセーブ連発であったリカルドの手をかすめ、ネットを揺らした。ポルトガルも不運な判定もあったが、結果としては妥当な結果であったと思えた。


さて、決勝はこれでイタリア×フランスとなった。
希望的観測は1998年フランス大会同様に、ジズーが大活躍をして2-0位でフランスの勝ち。
ただし、イタリアは国内スキャンダルを払拭しなければならないタレントを多く擁し、必死な覚悟を持って戦いに挑んでくると思われる。
これに対し、フランスはやっぱりジズーが鍵となる。ジズーの花道を飾ってあげようとチームがまとまるかが問題となり、この辺りが勝負の分かれ目となるのでは。
選手の能力から考えれば、どちらも甲乙つけがたい。
監督の能力はドメニクが未知数の部分が多いが、ポルトガル戦でC.ロナウドや、デコを抑えた戦術は素晴しかった。また比較出来ないがリッピが優秀であるのは揺るぎ無い。
うーん。難しい戦いとなるであろうが、早く2トップにしたチームが勝つ様な気がするから、この辺りではイタリア有利と見る。


最後に、3位決定戦はカーンが出場だって。
微妙であるが、バッラクも欠場するから、ポルトガル有利かな。
あとは、サポーターが暖かく、熱烈な応援を繰り広げればやっぱりドイツの目もある。